体からのアプローチでメンタルを整えよう!

メンタルケアとは、心を管理してケアすることを指します。心のケアというと、自身と対話したり、カウンセリングを受けたりと内面にアプローチする方法をイメージするかと思います。もちろんそれも大切なことですが、忘れないでほしいのが心と体はつながっているということです。体からアプローチをすれば、メンタルの方にも良い影響が出てきます。「病気ではないのになぜか気分が優れない」「常に体が重い」といった症状を感じている人は、まず体の方から改善することをおすすめします。

体を改善するポイントとなるのが、起床時間・食べ物・運動の3つです。実は私たちの体のサイクルは、太陽の動きと連動しています。そのため、夜遅くまで起きていると体の代謝活動が不十分になったり、ホルモン分泌が足りなくなったりと、体の中の循環が悪くなります。これらが体に悪影響を及ぼし、メンタルにも影響するのです。理想的な起床時間は日の出から45分前ごろと言われています。これは5000年前からインドに存在している伝統医学の文献に記載されていたことです。とはいえ、いきなり早起きは難しいと思うので、遅くても6時から7時ごろには起きるのがいいでしょう。また、メンタルが不安定であれば、特に夜眠れなくなったりするものです。そんな時は、極力眠りやすい環境を整えて、アロマや音楽などを活用してリラックスすることを意識しましょう。同様に、起床時間を規則正しくすることができれば、体のサイクルが正常化して次第に眠りやすい体になってきます。

食べ物の面では、コンビニやお惣菜を減らし自炊を心がけるのがベターです。人の体は、酸性に偏るとメンタルバランスが悪くなるといわれています。そのため、野菜を中心とした食生活を意識するのが理想的です。なるべく毎食にサラダやお漬物などを付けるようにしましょう。運動の面では、頑張ってジムに行ったりする必要はありません。起きた直後のちょっとしたエクササイズだけで十分です。運動は量をこなすよりも、毎日継続して続けることが大切です。無理のない範囲で、生活の中に運動を取り入れていきましょう。